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ガンダムユニコーン3話(GundamUCep3)

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ユニコーンガンダムとバナージを『袖付き』に拿捕された連邦軍は、その奪還を目指して『袖付き』の拠点、パラオを急襲する。
彼らはエコーズによる潜入工作とネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲を駆使し、軍港の封鎖に成功。
その混乱に乗じ、バナージもユニコーンガンダムで脱出する。
逃亡の途中、バナージはミネバ(オードリー)が乗るデルタプラスに遭遇するが、地球で解決の道を探ろうとする彼女の意思を汲み、パイロットのリディにその命運を託す。
ネェル・アーガマへの帰艦を急ぐバナージ。だが、マリーダが操縦するクシャトリアが立ちはだかる。
強化人間であるマリーダととの激しい闘いで、ユニコーンガンダムはNT-Dを発動、ついにその秘めたる力を解放するのだった。
作家・福井晴敏をストーリーに迎えた宇宙世紀サーガの最新作『機動戦士ガンダムUC』、驚愕の第3巻。
ユニコーンガンダムの真の力が今、明らかとなる。


登場人物紹介

マーサ・ビスト・カーバイン
アナハイム・エレクトロニクス社の会長の一族であるカーバイン家に嫁いだカーディアス・ビストの妹。
捕虜となったマリーダをオーガスタ研究所に送るように指示する。55歳。


メカニック紹介
MS(モビルスーツ)

地球連邦軍
MSN-001
デルタプラス
ネェル・アーガマに補給されたアナハイム・エレクトロニクス社製の可変MS。
ウェイブライダー形態への変形が可能で、1G重力下での飛行能力を持つ。
また、単機での大気圏突入能力も有し、あらゆる環境に対応する万能機である。


D-50C
ロト
ネェル・アーガマと連携したエコーズが運用する、サナリィ製MS。
タンク形態を有する小型機で、多彩なセンサー、通信機器を活かし、エコーズの司令本部としても機能する。


物語あらすじと感想(ネタバレがあるのでまだ観ていない方は閲覧をお控えください)

いよいよ、ネェル・アーガマとエコーズによる「箱の鍵」ユニコーンガンダム奪還作戦が決行される。
エコーズの工作隊によって仕掛けられた爆弾によりパラオの連結部が爆破、そこへネェル・アーガマのハイパーメガ粒子砲が炸裂し連結部を失った資源衛星パラオは互いに衝突し合い衝撃に襲われる。
同時にネェル・アーガマのMS部隊による攻撃が開始され、パラオは戦火に包まれる。
パラオより発進する「袖付き」のMS部隊。
だが、その大半は旧式のMSばかりで、そこに主力の部隊はいなかった…

事前に連邦の潜入者から情報を得ていたバナージは、指定された区画へ向かう途上、偶然にも工場区画内でユニコーンを発見。
自分が脱出してもユニコーンがパラオにある限り戦闘は回避できないと考えたバナージは、指定場所には向かわずにユニコーンに乗って脱出することを選択。

脱出の途中、バナージは「袖付き」のMSに襲われながらもこれを撃破、そして連邦の新型モビルスーツ「デルタプラス」に遭遇する。
その機体の中には、リディに連れられて地球へ降下しようとしているオードリーがいた。
彼女は、リディの父で地球連邦の移民問題評議会議長ローナン・マーセナスの力を借り、事態の収拾を図ろうとしていた。

突然のことに戸惑うもオードリーの決意を確認したバナージはリディに「男と見込んだ!」と、オードリーのことを託す。

一方、パラオを襲撃したネェル・アーガマとエコーズのMS部隊は、突如現れたシナンジュとギラ・ズールの「袖付き」の主力部隊に襲撃されていた。
「袖付き」はネェル・アーガマによる襲撃を事前に察知して主力部隊を退避させていたのだ。

って、このあたりは本人はまったく気づいていなかったようですが、潜入者から渡されたメモを監視カメラの間下で広げて読んだバナージの迂闊さが原因なんですよね^^;
せめてトイレの中(そこも安全とは限らないけど)ででも読めよと…
ちなみに、バナージの逃走経路の途中にユニコーンが偶然あったのも、わざとバナージに見つかるようにそこに置かれていたのでした。

ユニコーンOS内のラプラスプログラムが解析不能と判断した「袖付き」は、バナージにユニコーンで順当にラプラスの箱の座標を開示させることを選択。
ユニコーン内に傍受システムを忍ばせてその座標を知ろうと企んでいたのだ。

そうとは知らず、ユニコーンでネェル・アーガマへの帰艦を急ぐバナージ。
そこへマリーダの乗るクシャトリアが襲いかかって来た。

ユニコーンのラプラスプログラムは対ニュータイプ戦時に発動する「NT-D」の発動と連動していると読んだフロンタルは、強化人間であるマリーダをユニコーンにぶつけ「NT-D」の発動を促そうとしたのだ。

ここでフロンタルによりマリーダが第一次ネオ・ジオン戦争時に作られた強化人間部隊のクローンの一人、プルトゥエルブであることが明かされます^^
ガンダムの三番目のテレビシリーズ「機動戦士ZZガンダム」に登場した人気キャラクターの強化人間エルピー・プル。
そのプルのクローンのプルツーとともに劇中に登場していた量産型キュベレイに乗る強化人間部隊の十二番目の試作品がマリーダであったとの設定です。
う〜〜ん、僕は少年時代にリアルタイムでZZガンダムを観ていたので、このあたりはなんとも言えずうれしい設定ですねえ。
ちなみにこの3話には、マリーダ以外にも、ガザDやユニコーンに攻撃を仕掛けるドライセンなど、ZZガンダムに登場していた旧式のMSなどが多数登場して旧作ファンを喜ばせてくれます(笑)

話は戻って、ユニコーン対クシャトリア。
フロンタルの思惑通り、クシャトリアのファンネル攻撃により強化人間をニュータイプとして誤感知したユニコーンは『NT-D』を発動。

『NT-D』…ニュータイプ・デストロイア・システムの本領を発揮し、敵のサイコミューシステムを支配するユニコーンガンダム。
バナージの意識すら支配し、パイロットをも道具に変えたユニコーンガンダムはクシャトリアのファンネルを逆に操りクシャトリアを攻撃する。
その圧倒的な力に翻弄され破壊されてゆくクシャトリア。

ユニコーンが止めを刺そうとしたそのとき、マリーダとバナージの意識が共鳴。
二人はお互いの記憶や想いを共有する。

「こんなの、悲しすぎるよ…」マリーダの悲しい過去を感じ取り、自分を取り戻したバナージはクシャトリアを抱え込んだまま、ネェル・アーガマに帰艦。
傷を負ったマリーダはそのまま捕虜となる。

医務室で治療を受けるバナージとマリーダは互いの心を通わせる。
そのころ、ネェル・アーガマの一室ではアルベルトがビスト財団当主代行のマーサーから、マリーダを連れて地球に降りるように指示を受けていた。

時は流れて、ネェル・アーガマの艦長室では、エコーズのダグザがバナージにラプラスの箱の指定座標を調べる調査への協力を要請していた。
日に一度必ず緯度0度経度0度を通過する首相官邸ラプラスの残骸。
ユニコーンが開示したデータはその場所を指していたのだ。
一端は断ったバナージだったが、オットー艦長からダグザがパラオ急襲を人質救出作戦と言い、自分たちは「彼(バナージに)に借りがある」と語ったいきさつを聞き、調査への協力を了承する。

ダグザを補助席に乗せラプラスの残骸調査に向かうユニコーンと、ネェル・アーガマの調査隊。
首相官邸ラプラスの内部に入り込み、緯度0度経度0度を通過したその時、どこからともなく演説の声が聞こえはじめた…
音声の発信源はユニコーンガンダム。
その演説は、U.C,0001年、時の首相リカルド・マーセナスが首相官邸ラプラスで行った宇宙世紀元年を祝う祝典時の演説だった。

そのとき、バナージは近づいてくる敵の存在を感じ取り、急所ラプラスの残骸を離れ迎撃に出る。
襲い来る赤い彗星「シャアの再来」フル・フロンタルのシナンジュ。

苦戦しながらも再びラプラスの残骸の中に避難したバナージを残し、ダグザはコクピットを出、ラプラスの残骸の中に爆薬を仕掛ける。
潜入して来たシナンジュを爆薬で急襲しシナンジュの頭部装甲をバズーカで吹き飛ばしたダグザは、その直後シナンジュのビームに薙ぎ払われ一瞬にして蒸発してしまう。
「おまえは私の希望…」ダグザの散り際の思想がバナージの脳裏に響く。

ダグザの死によるバナージの怒りに呼応して、ユニコーンは『NT-D』を発動、ガンダム形態デストロイ・モードとなる。
シナンジュをビームマグナムで襲撃するガンダム。

ガンダムを追い込もうとする「袖付き」の親衛隊機をなんなく切り裂いたガンダムは、アンジェロのギラ・ズールの手足も切り裂き、なおシナンジュを追い詰める。

一方、ネェル・アーガマでは、アルベルトたちビスト財団が捕虜となったマリーダを連行し、地球へ降りる準備を進めていた。
そこに「袖付き」の攻撃によって外壁が損傷。
宇宙へ投げ出されそうになったアルベルトを、マリーダが助ける。

なおも戦闘を続けながら地球の重力に引かれはじめるシナンジュとガンダム。
ガンダムのビームマグナムがシナンジュを捉え、発射されたそのとき…
シナンジュをかばって間に入ったギルボアのギラ・ズールをガンダムのビームが貫く。
「ティクバ、家族を頼む…」ギルボアの最後の思念がバナージの脳に響く。

自分がギルボアを殺し、ティクバから父親を奪った衝撃に呆然となるバナージ。
ユニコーンガンダムはそのまま地球の重力に引かれて落下して行く。

ユニコーンを追いかけ、地球に降下して行くガランシェール。
無表情に見届けるシナンジュのフロンタル。
そして地球に降下したミネバ(オードリー)も、マーセナス家の前で宇宙(そら)を振り返っていた。


…とまあ、こんな感じで3話も驚くほど濃い内容となっていてお腹一杯の満足感が得られる展開となっています^^

冒頭は旧式モビルスーツのオンパレードで、ガザC、ガザD、アイザック、ドライセンなど、おお〜〜!!おお〜〜!!の展開が繰り広げられます(笑)
そして、クシャトリアとの一戦でついにユニコーンガンダムがその本来の機能、『NT-D』…ニュータイプ・デストロイヤー・システムを発動。
デストロイ・モードとなりクシャトリアのサイコミューシステムを乗っ取るという衝撃の展開へ。

さらに、その過程でマリーダの過去も明らかとなり、ここでも旧作を観ていたガンダムファンにはたまらない展開となっています。
なにげない描写ですが、ZZガンダムの最終回でプルツーが収容されていたネェル・アーガマの医務室(ずいぶん改装されてベッドなど設備は別物ですが)に、マリーダが収容されるというのも因縁を感じさせてくれますね。

また、一見、冷徹なマン・マシ−ンに見えるエコーズ隊のダグザたちの人間味溢れる描写は、本作の大きな魅力のひとつのように思います。
メカ描写ばかりが取り立てられることの多い「機動戦士ユニコーンガンダム」ですが、こういう「大人がちゃんと大人の役目を果たしている」人間描写がしっかりとしていなければおそらくこれほどの支持を得ることは出来なかったのではないしょうか。

好みは分かれるようですが、ラストに流れるケミストリーの『merry-go-round』も映像と相まって非常に好感の持てるエンディングに仕上がっているように思います。

 

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