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ガンダムユニコーン4話(GundamUCep4)

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『ラプラスの箱』を巡る各勢力の駆け引きは地球圏にも波及し、地球連邦政府の首都であるダカールが、巨大MA(モビルアーマー)シャンブロを主力とするジオン残党軍の部隊に蹂躙される事態となった。
これを重く見た移民問題評議会議長ローナンマー・セナスは、『箱』の鍵となるユニコーンガンダムの奪還を目指し、ロンド・ベル隊司令ブライト・ノアに接触。
ローナンの息子であるリディも、ブライトが指揮する隊の旗艦ラー・カイラムに合流する。
一方、ユニコーンガンダムで地球に降下したバナージは、ガランシェール隊と行動を共にしていた。
『袖付き』の一員として扱われた彼は、ジオン残党軍の地上部隊との連絡を試しみるジンネマンに同行し、灼熱の砂漠に足を踏み入れる。
作家・福井晴敏をストーリーに迎えた宇宙世紀サーガの最新作『機動戦士ガンダムUC』、激動の第4巻。
バナージは、憎しみ渦巻く地球で戦争に翻弄された者達の怨念と対峙する。


登場人物紹介

ブライト・ノア
地球連邦軍宇宙軍外郭部隊ロンド・ベル隊司令官。一年戦争時にホワイトベース隊を率いて以降、ニュータイプ部隊の司令官として知られている。
連邦政府移民問題評議会議長ローナン・マーセナスからの依頼で「ラプラスの箱」を巡る争乱に関与していく。


トラスター(ジェスタを操るエース部隊)
ナイジェル・ギャレット、ダリル・マッギネス、ワッツ・ステップニーの3人のパイロットで編成されたロンド・ベル隊のエースチーム。
大尉の肩書きを持つナイジェルをリーダーとする。ユニコーンの支援機として開発された運用試験中のジェスタを駆る。

ローナン・マーセナス
地球連邦政府移民問題評議会議長でリディの父。連邦政府初代首相リカルドの子孫で、「ラプラスの箱」の秘密を握っているとされる。

ロニ・ガーベイ
水陸両用試作MA(モビルアーマー)シャンブロを駆るジオン残党軍の女性パイロット。
資産家であり残党軍をまとめた父マハディ・ガーベイを地球連邦軍に殺害されたため、その復讐の念は強い。階級は少尉。18歳。


ヨンム・カークス
マハディの死後、ジオン残党軍のリーダーとなった人物で階級は少佐。ロニの父親代わりでもあり、地球連邦への恨みから独断専行するロニを制することも多い。


メカニック紹介
MS(モビルスーツ)

地球連邦軍
RGM-96X
ジェスタ
アナハイム・エレクトロニクス社製のMSで、ロンド・ベル隊のトライスターに配備された機体。
本来はデストロイモードでの稼働時間に制限のあるユニコーンガンダムをサポートする役目を持っていた。

RGM-86R
ジムIII
一年戦争で活躍したジムの後継機で、ミサイルユニットも装備できる連邦軍の主力汎用機。
より高性能なジェガンへの機種転換が進められている。

RAG-79
アクア・ジム
地球連邦軍の水中用量産型MS。
一年戦争時に開発された旧式で老朽化も進んでいるが、現在も運用されている。

MSA-005K
ガンキャノン・ディテクター
砲撃支援用MS。メタスの可変機構を流用しており、砲撃形態への迅速な移行が可能である。

RX-160S
バイアラン・カスタム
ティターンズが開発した高機動MSバイアランの残存機体を、大気圏内での飛行時間延長を主眼に改良した技術試験機。


ジオン軍残党
AMA-X7
シャンブロ
サイコフレームを採用した大型MA。第一次ネオ・ジオン戦争期のネオ・ジオンが設計した兵器案をベースに、ジオン残党軍と『袖付き』が6年の歳月をかけて完成に導いた。
メガ粒子砲の絶大な火力と、リフレクター・ビットを駆使した圧倒的防御力を兼ね備えているほか、推進機関としてミノフスキー・クラフト・エンジンとホバーを搭載。水陸で優れた機動性を獲得している。
パイロットはロニ・ガーベイ。

MS-05L
ザクI・スナイパータイプ
ザクIを長距離狙撃用に改修した機体。
主武装のビーム・スナイパー・ライフルは、背部のランドセルに搭載されたサブ・ジェネレーターによって稼動する。
パイロットはヨンム・カークス。

AMS-129
ゼー・ズール
『袖付き』製の水陸両用機。
ギラ・ズールと共通の基本フレームを持つが、ハイドロジェット推進器や水中用フィン、ヒート・ナイフなど、水中用の装備を多数備える。

MS-08TX/S
イフリート・シュナイド
一年戦争時に開発されたイフリートを、ジオン残党軍が改修した機体。
投擲兵器ヒート・ダートを多数装備する。

AMX-101K
ガルスK
第一次ネオ・ジオン戦争時に開発されたガルスJに、ビーム・キャノンなどガ・ゾウムの火器を設置した局地戦機。


地球連邦軍戦艦
ラー・カイラム
ブライト・ノアが艦長を務めるロンド・ベル隊の旗艦。
新型のミノフスキー・クラフトを搭載しており、その稼動試験を目的に地球に降ろされている。
砲撃力とMSの運用能力に優れる。


物語あらすじと感想(ネタバレがあるのでまだ観ていない方は閲覧をお控えください)

冒頭…一年戦争でジオン軍によって地球に落とされるコローニーの映像から4話ははじまります。
続いて空間を流れ消えてゆくカーディアスの姿…

夢から目を醒ますサイアム・ビスト。
サイアムの脳派に反応して壁のモニターに最新のニュース映像が映し出される。
そこにはジオン軍の残党によって攻撃、破壊される地球連邦首都ダカールの姿があった。

MSの核融合炉の爆破による放射能汚染を恐れ受身に回る連邦のモビルスーツを容赦なく攻撃するジオンの旧式モビルスーツ。
ようやく敵を鎮圧したかにみえた連邦のジムIIIだったが、そこへ海上の巨大MAシャンブロのメガ・粒子砲が襲いかかる。
一瞬にして蒸発し破壊される連邦のMSとダカールの街並み。
連邦軍所属のラー・カイラム隊が到着するも時すでに遅く、連邦軍首都に壊滅的な打撃を与え、ジオン軍残党は引きあげてゆく。


一方、地球の重力に引かれて落下したバナージとユニコーンガンダムは、途中、ガランシェールに救助され砂漠に下りていた。
だが、ガランシェールは着陸の際に砂漠に突っ込み、身動きがとれない状態に。
先のダカールを襲ったジオンの残党軍は、連絡の取れないガランシェール隊から連邦の目を引き離すための陽動部隊だったのだ。
ジオン残党との連絡を取るため、ジンネマンはバナージを連れてオアシスまで砂漠を横断することを決める。

過酷な砂漠をゆくジンネマンとバナージ。
砂漠の夜空を見上げ人間が犯してきた業の深さを語り合いながら、二人は人間の哀しさに想いを馳せる…


舞台は変わって、地球連邦移民問題評議会議長のマーセナスの屋敷。
電話にて会話する主、ローナン・マーセナスの傍に息子のリディの姿があった。
電話の相手、マーサー・ビスト・カーバインとの会話を打ち切り、リディと向き合うローナン。
思いつめた表情で彼はリディにマーセナス家とラプラスの箱の真実を語りはじめる…

ラプラスの箱とマーセナス家の真実の姿を知ったリディは衝撃を受け、ミネバの部屋を訪れ彼女にマーセナス家の人間になって欲しいと告げる。
だが、戦争に目をそむけて生きて行くようなそんな要求を受け入れられるはずもなく、ミネバはリディを冷たく突き離す。
その後、ミネバは屋敷を抜け出し脱走。


一方、ビスト財団に連行され地球に降下したマリーダは、北米のオーガスタ研究所にいた。
そこでマーサ・ビスト・カーバインはマリーダの再調整を実施。
マーサはマリーダをビスト財団に忠実な強化人間に仕立て上げようともくろんでいた。
抵抗するも、過去の乗機である量産型キュベレイを前に記憶の底にあるトラウマを刺激され、徐々に洗脳されて行くマリーダ…

そのころ、ローナン・マーセナスの呼び出しを受けて、ロンド・ベル隊の司令ブライト・ノアはマーセナス家にいた。
そこでブライトはローナンからラプラスの箱の確保と、リディをラー・カイラムに乗艦させてほしいとの依頼を受ける。

その後、ローナンはマーサとの取引でミネバをビスト財団に引き渡すことを了承。

同じ頃、マーセナスの屋敷を脱走したミネバは、街外れのダイラーの店にいた。
店主との会話から、自分自身に出来ることを為そうと覚悟を決めたミネバは、マーセナスの屋敷へ戻り、ビスト財団の元へとその身を移す。


バナージとジンネマンは無事にオアシスに到着し、ヨンム・カークス率いるジオン残党(カークス隊)と接触したガランシェール隊は砂漠の砂の中からガランシェールを引きあげることに成功。
そこでバナージは、ジオン残党軍のMAパイロット、ロニと出会う。
ラプラスの箱の次の座標がコロニーの落下地点であり現在の連邦軍トリントン基地だと知ったロニたちジオン残党軍は、トリントン基地襲撃を自ら買って出る。

カークス隊からの要請を受け、次々に集まりトリントン基地を目指す各地のジオン残党軍。
ロニもMAシャンブロで出撃。
その襲撃の最中、シャンブロのサイコミュが暴走、シャンブロは市街地を容赦なく攻撃しはじめる。

それを見たバナージはシャンブロを止めるためにジンネマンに出撃の許可を求める。
ユニコーンを無事に降ろせる安全が確保されるまでは降下を認めないとするジンネマンに、バナージは食って掛かる。
激しい激論と殴り合いの末、バナージの想いに心を動かされたジンネマンは渋々出撃を許可。
「キャプテン、ガランシェールのみなさん、お世話になりました!」とバナージは出撃。

ユニコーンはシャンブロの前に降下し立ちはだかる。
ユニコーンの予想外の行動に困惑するロニ。
そんなロニをバナージは説得するが、復讐の念に取り付かれた彼女は聞こうとせずユニコーンを攻撃する。

そこにロンド・ベル隊が到着。
リディのデルタプラスと共闘し、シャンブロを止めようとするバナージ。
モビルスーツのコクピットを開け身を晒して説得をはじめるバナージに、ロニもついに心を開きシャンブロは動きを止める。

だが、そのとき、親代わりになって自分を育ててくれたカークスがトラスターに撃墜され、ロニはふたたび復讐の念で攻撃をはじめる。

リディの策で飛行形態のデルタプラスに乗り、一転突破での攻撃を仕掛けるユニコーン。
だが、突撃の最中、バナージは「撃てません!」と攻撃を拒否。

放たれるシャンブロのビーム。

そのとき、ロニにカークスの魂が語り掛けロニはリフレクタービットで自らの攻撃を逸らせるのだった。

直後、ユニコーンのビームマグナムを奪い、デルタプラスがシャンブロを攻撃。
ロニは戦死し、シャンブロはその動きを止める。

ラー・カイラムからの捕縛命令を受け、リディーはユニコーンにライフルを向け投降を促す。
そこへ上空から一機のモビルスーツが降下して来た。

「黒い…」「ユニコーン!!!」


以上が4話のだいたいのあらすじですが、本話もまた冒頭から、ジュアッグ、カプール、ジムIII、ネモといった懐かしい旧式モビルスーツが登場し暴れまくります^^
さらにトリントン基地の襲撃戦では、ドワッジ、デザートザク、ゼー・ズール、イフリート・シュナイドなども登場。
バイアラン・カスタムの無双など、ガンダムファンにはうれしすぎる内容となっています。

また、人間ドラマに関しても、マーセナス家の秘密を知ったリディの変貌など本話を中心にして物語りは大きく動き出します。
それにしても、シャンブロを撃ったとき、ロニがリフレクタービットで自らの攻撃を逸らせたことをリディは気づいていたのでしょうか。
いや、きっとリディなら気づいていたとしても撃ったのでしょうけれどね^^;
なにより、市街地を守るためには仕留められる時に仕留めるのが兵士としては当然の判断ですし。

反対に、バナージの「撃てません!」を批判する意見も多くあるようですが、兵士としてならともかくひとりの少年としてはあれが当然の姿であるように僕には思えます。
むしろ人の命を簡単に奪えてしまう人間のほうが異常でしょうと…

他にも、地味な描写ながらミネバが立ち寄ったダイアラーの店主との会話や、砂漠でのジンネマンとバナージの会話など、本作もまたミナバやバナージたち若者に歩むべき道筋を示してくれる大人がちゃんと描かれています。

個人的には今までの話の中でも一押しの「機動戦士ガンダムユニコーン4話」ですので、まだ観ていない方はぜひ一度観賞してみてください(^・^)

 

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